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お待たせいたしました。『乳幼児おはなし会とわらべうた』の出版から6年、続編となる『赤ちゃんとわらべうた』をお届けします。
本書では、わらべうたがなぜ赤ちゃんに良いのかを伝え、赤ちゃんと一緒にたのしむわらべうたを、楽譜と解説をつけて紹介しています。
そして、そのわらべうたと絵本をどのように組み合わせて赤ちゃん向けおはなし会を行えばよいか、参加する赤ちゃんの月齢ごとのプログラム例を挙げて示すだけでなく、ある図書館でどのように「わらべうたと絵本の会」が始まり定着していったかの記録も掲載しています。
わらべうた研究家・尾原昭夫氏の特別寄稿「狂言にまなぶ赤ちゃんあそびの歴史」と、著者が福音館書店の月刊誌「こどものとも0.1.2.」の折り込み付録に連載した「赤ちゃんとたのしむ絵本とわらべうた」も一部修正して載せています。
近年、いろいろな場面で赤ちゃん向けおはなし会が求められています。すでに行なっている方はもちろん、これから行おうと考えている方も、ぜひ、この本を活用し、赤ちゃんをあたかかいまなざしで迎え、わらべうたを届けていただければと思います。
入手ご希望の方は、出版物ー購入方法からご注文ください。
児童図書館研究会「子どもと電子メディアを考えるプロジェクトチーム」は、紙の本や電子書籍が子どもの読書にどの ような影響をもたらすかを考えることを目的に、子どもがどのように本を選び、読んでいるのかの事例を求める調査を2020年2月に実施しました。調査結果について、概要は機関誌で報告、さらにホームページに最終報告書(詳細版)を公開しました。
*報告書の内容は、こちらからご覧ください。
*「アンケート調査の回答一覧」(全文)は、こちらからご覧ください。
『わが青春 -渡辺茂男、静岡から米国までの旅-』出版しました
『しょうぼうじどうしゃじぷた』をはじめとする著作と、『エルマーのぼうけん』他数多くの翻訳で、今も子どもたちを楽しませてくれている渡辺茂男さんは、児童図書館研究会の創立メンバーのおひとりでもあります。その渡辺茂男さんが、1989年8月から10月にかけて20回にわたり地方紙である「静岡新聞」に連載していた自伝を一冊にまとめました。
巻末には、編集を担当した静岡支部作成の、これぞ児童図書館員の仕事といえる「渡辺茂男刊行図書リスト」と略年表も付いています。ご長男渡辺鉄太さんから「あとがき」も寄せていただきました。
静岡で生まれ、フルブライト留学生としてアメリカへ渡るまで―『寺町三丁目十一番地』の世界を補完する内容で、当時の地図も入れて、静岡支部ならではの1冊になっています。
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『子どもに定番絵本の読み聞かせを
-選書眼を育てる60冊の絵本リスト』出版しました
七年前に『子どもに物語の読み聞かせを』を上梓した尾野三千代さんの新しい本をお届けします。
尾野さんは、子どもに「定番絵本」を読み聞かせることによって、絵本選びの選書規準を学んだとご自分の経験を語っています。ここでいう「定番絵本」とは「子どもにとって成長の糧となり、生涯忘れえぬ喜びをもたらす絵本」のことです。そして定番絵本がどのように生まれたかを知ってほしいとの願いから、戦後の絵本の歴史について資料を駆使して述べています。石井桃子、瀬田貞二、渡辺茂男、松居直らの先駆的な仕事、ISUMI会の活動、「岩波の子どもの本」と福音館書店、絵本作家たちの誕生とその挑戦、空前の絵本ブーム……。絵本に詳しくない方には、1冊ずつの絵本が持つ物語に目を見張るばかりでしょう。またベテランの方も、新たな見取り図を示されて襟を正す思いになるに違いありません。
個人での学びに、また読み聞かせグループのテキストに最適です。巻末に、解題と件名索引を付した「選書眼を育てる60冊の絵本リスト」があります。
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保育と人形の会 編著
会員価格 1400円(本体価格 1750円)
東京支部の自主サークル「手ぶくろ人形の会」は、「保育と人形の会」の高田千鶴子さんを先生に、手ぶくろ人形の制作と演じ方を学び、人形を活かしたおはなし会を行っています。この本は、そのメンバーが、自分たちが教わってきたことを、若い図書館員や読み聞かせボランティア等、おはなし会に携わっている方々に広く伝えたいと企画したものです。「保育と人形の会」の高田ちとせさんにお願いして、人形の作り方、演じ方をまとめていただきました。おはなし会で人形を活用している方々の「実践例」も載せています。
おはなし会の主役は、絵本やおはなし、詩ですが、手作りの手ぶくろ人形は、子どもたちをおはなしの世界へ誘う頼もしい助っ人になります。多くの子どもたちにおはなしを届けるため、ぜひ、この本をみなさまの活動にお役立てください。
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